池袋サンシャインシティのひみつ
日本けん玉協会にとって池袋サンシャインシティは、言わずと知れた小学生けん玉道日本一を決める聖地。
池袋駅から徒歩数分の所に位置し、サンシャイン60、プリンスホテル、水族館や専門店街が入っている複合商業施設であり、池袋のランドマーク的存在。
今年も8月の最終日曜日にこの施設の噴水広場において、「文部科学大臣杯 少年少女けん玉道選手権大会」が開催、熱戦が繰り広げられ、来年は遂に第30回大会を迎えることになる。
(話は飛んで)
3年前の2014(平成26)年12月23日、私は旧友の藤重太さんと、熱海伊豆山にある興亜観音を訪ねていました。もちろんこの日は天皇誕生日ですが、東条英機元首相他極東軍事裁判で絞首刑となられた7名の方(いわゆるA級戦犯の方々)の命日でもあり、この地で例年行われている慰霊法要に参加しました。ちなみに参列者の中には、東条英機元首相の親族の方もいらっしゃいました。
興亜観音は昭和15(1940)年2月、南京攻略戦の司令官だった陸軍の松井石根大将によって、支那事変(日中戦争)での日中両軍の戦没者を「怨親平等」に等しく、弔慰、供養するために建立されたもので、日中戦争で激戦地となった南京地域の戦場の土でできています。興亜観音建立後、松井大将は戦後の東京裁判で戦犯としていわゆる南京大虐殺の責を負い、昭和23(1948)年12月23日に刑死されているわけです。
さて、この話と池袋サンシャインシティの話がどう繋がるのかと言うと・・・・。
実は池袋サンシャインシティは、この7名の刑が執行された巣鴨拘置所の跡地に建っています。
池袋サンシャインシティに隣接する東池袋公園にはそれを示す石碑があり、大会会場の噴水広場から5分も歩けば着きます。
当時、7名の刑の執行は11月下旬ころと言われていたのですが、実際に執行されたのは当時の皇太子殿下の誕生日。なぜかは推して知るべし。
その跡地にこのような施設を作る先人の思いとはどのようなものだったのでしょうか。
協会では「けん玉のひびきは平和のひびき」と言われますが、色々な思いを抱かずにはいられません。
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